このホームページは
医学博士 見元良平先生が提唱された
「ゴム紐症候群」について
著作や論文などの資料に基づいた情報を遺す為、
権利者様の許可を得て
有志が立ちげたホームページです。
サイトマップが見やすいと思うのでURLを貼ります。
https://gomuhimo-synd.jimdo.com/sitemap/
現在の高知見元医院様ではゴム紐症候群についての問合せなどは受けていません。
直接の電話は避けて下さい。
入院患者さんもいる病院です。
電話すれば365日24時間繋がってしまいます。
私達はツイッターやフェイスブック、ブログなどで情報発信をしながら
順次、ホームページのコンテンツを製作していきたいと考えています。
Since 2017.1.11
2018年のことですが、婦人画報の取材があり、記事になりました。
よくまとめていただき嬉しいです。
その後、ネット上の記事にもまとめて頂きましたのでリンクをご参照ください。
https://www.fujingaho.jp/lifestyle/beauty-health/a51628/gomuhimo-20180305/
インターネットでゴム紐症候群(ゴムひも症候群)について調べるとこんな記載がいくつも見つかります。
引用開始
「パンツなどの肌着に使われている、伸び縮みするゴムひもが、
絶えず体に持続的な刺激を与えて、毛細血管のけいれんを招き、
その結果、引き起こされる全身のさまざまな症状や病気をいう。」
引用ここまで
…毛細血管のけいれん?
見元先生が「毛細血管のけいれん」と書かれた事があったのでしょうか?
手元の資料は大分読み込んでいると思うのですが、
「毛細血管のけいれん」という表記は記憶にありません。
近い表現では「〜ゴム紐による血管の痙攣状態がつづいたり、閉塞がおこったりすると〜」と書いている箇所がありますが毛細血管の痙攣ではありません。
このまとめは現代用語の基礎知識が作製していた月刊基礎知識の2003年4月号に載っていた物が元(最古)の様です。
1992年版の項目が2003年にネット上に掲載されたという事なのでしょうか?
そしてこれは1991年から流行った脱パンツ健康法に対応した項目だったようで、
最後の部分は
引用開始
『脱パンツ健康法』は、91(平成3)年春ごろから、一部の健康雑誌がはやし立てて大評判になり、
札幌の一医師の発想のように伝えられているが、実は、すでに10数年前の77(昭和52)年6月、
高知市の内科開業医M氏が「実地医家の会」で、「ゴムひも症候群」として発表したもの。
腹部にゴムひもを使用したときに起きる病気は『横行結腸症候群』と呼ばれ、
出現する症状は全身いたるところに及んでいる。
引用ここまで
となっています。
なんだこれ?
…気をとりなおして
手元の資料から訂正を試みます。
ゴム紐症候群の発表は昭和52年6月12日の実地医家の会ではありません。
その前月である5月3日に「健康であるために ゴム紐症候群について」の初版が発行されています。
(更に言うならばゴム紐の害についてはそれ以前の著書や論文、寄稿文にも書かれている)
元 ゴムひも症候群
正 ゴム紐症候群
元 パンツなどの肌着に使われている、伸び縮みするゴムひもが、
正 身体にゴム紐があるとき
元 絶えず体に持続的な刺激を与えて、
正 身体は持続的な刺激を受け、
元 毛細血管のけいれんを招き、
正 高木皮膚圧反射、レイリー現象に続き、セリエの適応症候群、岡林遷延感作などをおこし
元 その結果、引き起こされる全身のさまざまな症状や病気をいう。
正 抵抗減弱部から発症、続いて多彩な症候を惹きおこす。これをゴム紐症候群という。
つなげると
ゴム紐症候群
身体にゴム紐があるとき身体は持続的な刺激を受け、高木皮膚圧反射、レイリー現象に続き、
セリエの適応症候群、岡林遷延感作などをおこし
抵抗減弱部から発症、続いて多彩な症候を惹きおこす。これをゴム紐症候群という。
と、まあこんな感じでしょうか?
なんといきなり18禁のサービス案内な訳ですが(笑)
怪しい話ではありません。
国家図書館を利用する話なので18才以上でないと利用できないのです。
ですから内容自体は未成年でも読めます。
利用は18才から。
「健康であるために ゴム紐症候群について」の第5版が国会図書館に収蔵されました。
これで公的な複写サービスを利用して「健康であるために ゴム紐症候群について」のコピーを手にすることができるようになりました。
ブログでなく、ページで順を追って説明したいと思います。